【リフォーム】愛着を残す。木の温もりで生まれ変わった和が家

  • 和風リフォーム

玄関を開けると前面道路から内部が丸見えになってしまう事。冬場に玄関を開けると冷気が入ってきてとても寒くなるのがご不満でした。

玄関を広くし、入り口の位置を変更。床の洗い出しや杉ムク板の腰板、木小舞天井であたたかい和の雰囲気に。 また、既存のトイレの1つをクロークに改修し、靴・コートを収納。来客時にもスッキリとお迎えできるようになりました。

思い入れがある既存のシステムキッチンはそのまま再利用。

手軽にお食事ができる作業台を新しく製作しました。IHがついているので簡単な作業はこのカウンターで完結できます。 天井を下げ落ち着いた空間に。

2間続きの和室のうち1つは居間に改修。床はナラの無垢フローリング、天井は桧小巾板で木の温かみのあふれる空間に。出入口引戸は既製品からオリジナルデザインの建具に取り替え、落ち着いた和モダンの雰囲気になりました。

昔ながらの2間続きの和室。少し暗い雰囲気でした。

2間続きだった和室の1つはそのまま改修し、6帖から8帖へ広げました。 広げた部分の天井は勾配天井としました。建具も新しくなり、明るい雰囲気になりました。

手狭で道具類が点在する洗面・脱衣。

脱衣の窓はそのまま再利用し、新しく造作洗面台を作製しました。システムバスは1坪から1.25坪にし、少しゆとりあるサイズになりました。

建築概要

◆築30年、商店街の中にある細長い敷地の住宅

◆マンション暮らしからご実家に戻りリフォーム

◆70代ご夫婦 2人暮らし

 

こちらの住宅は奥様のお母様が地元大工に建ててもらいとても大切にしていた為、奥様はリフォームに対して大変消極的なご様子でしたが、「すべてを撤去して新しくするのではなく、思い入れのあるものはそのまま再利用できたことが良かった。」と大変満足されておりました。

ご主人様は、ストレスに感じていた玄関動線が見違え、快適な空間に生まれ変わったことに喜びを感じていらっしゃいました。特に、玄関の無垢材や竹の素材、そして既存の幕板を再利用した織部床は、お客様のこだわりが詰まった見どころとなりました。

また、これまで飾ることのできなかった絵画を、リフォームを機に玄関、居間、食堂に展示できるようになったと喜ばれているお客様の笑顔が印象的でした。

所在地新潟県長岡市
規模リフォーム