【体験レポート】古民家でいけばな教室:春の花で暮らしを彩る

匠ブログ

春の訪れを感じさせる3月16日、古民家にて「春を飾ってみませんか?」と題した、いけばな教室を開催しました。

講師には、小原流の宮原千溪先生をお迎えし、参加者の皆様は、こげ茶色の梁と白壁のコントラストが美しい古民家で、薪ストーブを囲みながら、思い思いに春の花を生けていきました。

いけばな初挑戦のご主人様、手作りの花器を持参された奥様、少し照れながらもお母様と一緒に花を活ける小学生のお子様など、幅広い世代の方々にご参加いただきました。華やかな春の花々に触れ、悪戦苦闘しながらも、世界に一つだけの作品を完成させていく皆様の表情は、真剣そのものでした。

教室は二部構成で行われました。

第一部:盛花(もりばな)

剣山などの花留めを用いて、水盤に花材を「盛る」ように生けていきます。器の大きさに合わせた花材の寸法を学び、バランスの取れた美しい盛花に挑戦しました。主役となる桜の枝をしっかりと固定することに苦戦される方もいらっしゃいましたが、ピンク色のストック、ドラセナ、スイトピーなどを組み合わせ、それぞれの個性が光る作品が完成しました。

第二部:アレンジメント

宮原先生からのサプライズプレゼントとして、ヨーグルトの空きカップを使ったアレンジメントに挑戦しました。オアシスに色とりどりのスイトピーを活け、ラッピングを施して完成した可愛らしいアレンジメントは、参加者の皆様から大変好評でした。

同じ花材を使用しても、活ける人によって全く異なる表情を見せるいけばなの奥深さを、参加者全員が実感できた一日となりました。

9月には、秋のいけばな教室を開催する予定です。秋の景色を、ご一緒に活けてみませんか?

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