住宅実例【和風住宅15】二つの庭と眺望を独占する、和の邸宅。中庭を囲む、二つの家族の安らぎ

匠ブログ

「住宅の実例を通して理想の暮らしをカタチに」

ホームページのブログコーナーでは、住宅の実例をカテゴリ別にご紹介してまいります。お客様の住まいづくりに役立つアイディアやデザイン、工夫をお届け出来ましたら幸いです。

【和風住宅15】

長年愛されてきた庭の緑を背景に、重なり合う屋根が美しい陰影を描き出す和の住まい。そこには、時を経ても色褪せることのない、日本の美意識が息づいています。 庭の木々、深く伸びる軒、そして瓦屋根。それらが一体となり、心安らぐ和の風情を醸し出しています。

 

網代天井と無垢一枚板の天板が、自然の温もりを感じさせる空間です。玄関脇には下足クロークがあり、コートや靴をすっきりと収納できます。

 

既存の愛着ある庭と新たに設えた庭、二つの景色を同時に楽しめる空間です。障子を通した柔らかな光が心地よく、天井の小舞天井が空間に豊かな表情を与え、和の美しさを際立たせています。

 

キッチン、居間、食堂が緩やかにつながりつつも、それぞれの空間が独立性を保つ絶妙な距離感。料理中も家族とのコミュニケーションを楽しみながら、程よい距離感で作業に集中できます。また、来客時にはキッチンをさりげなく隠すことも可能です。

 

堂々としたケヤキの大黒柱が、空間の格を高めます。使い勝手に配慮されたマガジンラックとリモコンニッチは、それぞれの役割を果たしながら、一つの空間にすっきりと。お気に入りの雑誌や本をディスプレイすれば、リビングのアクセントとしても機能し、空間をより豊かに彩ります。

 

二世帯住宅だからこそ、日々の食卓を豊かに彩る大容量の食品庫と、暮らしを快適にする便利な勝手口を設けました。食品庫は、季節の食材や保存食、飲料などをまとめて収納。勝手口は、ゴミ出しや買い物の荷物の出し入れに便利です。

 

空間にぴったりと収まる作り付け家具と、お気に入りのアイテムを美しく飾る飾り棚は、機能性とデザイン性を兼ね備えた住まいの重要な要素です。

 

若夫婦のプライベート空間として、2階にサブリビングを設けました。そこは、美しい景色を眺めながら、ゆったりと流れる時間を楽しむ特別な場所。日々の喧騒から離れ、まるでカフェのようにくつろげる空間です。

 

コの字型の間取りは、中庭を囲むように各部屋が配置されているため、それぞれの部屋で過ごしていても、緩やかにつながっている安心感があります。中庭を囲むことで、外部からの視線を遮り、プライバシーを確保することができます。

 

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