製図台から生まれた、もう一つの芸術

匠ブログ

お引渡しから15年という歳月が経ち、私たちが建てさせていただいた住宅は、お客様の「暮らし」に根付いています。先日、K様から「お花を取りにおいで」と嬉しいお言葉をいただきました。

毎年、バラやハマギク、ホトトギスなど、季節の花々が咲き誇るK様のお庭。その美しい花々を、私たちもオフィスで楽しませていただいています。今年も、大ぶりのホトトギスと、真っ白なハマギクをいただきました。

K様ご夫妻は、手作りの温もりあふれる暮らしを送っていらっしゃいます。奥様の繊細な手仕事による美しいキルトは、玄関ホールに華やぎを添えます。

ご主人が刺し子図案を描き起こす際に使われている製図台は、なんと当社の社長がかつて使用していたもの。

図案だけでなく、配色も全てオリジナル。ひとつひとつの針目に、K様の丁寧な仕事と、ものづくりへの情熱が感じられます。私たちも、K様から新しい作品を見せていただくたびに、温かい気持ちになります。

K様邸のアプローチには、縁起の良い亀甲模様の亀甲岩を使った小さな庭園があります。ご主人のセンスと愛情が詰まったこの空間は、私たちにとっても、お客様とのつながりの深さを感じさせてくれる場所です。

K様、誠にありがとうございました。

 

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